2012/05/07

150人

14/100




めちゃくちゃ面白かった、のと割と時間があるのでたっぷり引用しつつ感想を。


p.65
人間の場合は音楽が尾羽がわりだという説にも、裏付けはたくさんある。人気アーティストはセックス・アピールばつぐんだが、証拠はそれだけではない。進化心理学者ジェフェリー・ミラーがジャズとポピュラーのミュージシャン、それに位っくの作曲家で調べたところ、生殖可能な年齢のあいだがいちばん多作であることがわかった。
(中略)
ヴェートーヴェンからマーラーに至る十九世紀ヨーロッパの作曲家と、一九六〇年代ヴィンテージ・ロックのスターを対象に創作活動の変遷を調べた。新曲を書くペースは結婚と同時にがっくり落ちるが、離婚や死別をして次のパートナー探しをはじめると、とたんに上がる。そして新しい人と一緒になると……またペースが落ちるのだ。


すごくよく分かる。

p.120-121
赤ん坊にあらがいがたい魅力がたくさんあるのは、確実に面倒を見てもらうためでもある。ただそこでまた新たな悩みが生じる。母親からすると、男がそばにいてくれると何かと助かるが、もし赤ん坊がその男の子どもでないと面倒なことになる。こういう場合の選択肢は二つ。赤ん坊を父親そっくりの顔にするか、似ても似つかぬ顔にするか。男がほんとうの父親であれば前者で問題ないが、残念ながらいつもそうとはかぎらないから、無難なのは後者だろう。

ああ

0 件のコメント:

コメントを投稿